ドイツ ~ チロル レンタカーの旅(後編)
2019/8/13-26
ドイツ ~ チロル レンタカーの旅(前編)から引き続き。
8/20(火)
今日は Fügen に移動します。
その前に、ローカルフードが美味しいと評判の、Alpbach の Zottahof で早めのランチ。
天気が良ければ、きれいなんですけどね~。
Löffelmilch。ホットミルク+ウォッカかな? ラムかな?
強すぎてよくわからない。でも美味しい。寝る前に飲んだら良く寝られそう。
チロルの郷土料理。Tiroler gröstl。
じゃがいもとベーコンの炒め物 & 目玉焼き。食べたことあるような味!
Kaiserschmarren。ふわふわのパンケーキとクランベリーソース。
どれも美味しかった! ちょうど、Alpbach の街で何かの国際会議が開かれていて、その参加者たちがたくさん来ていました。
途中、予定にはなかったけど、宿のおばさんが勧めてくれた、Kramsach の Tiefenbachklamm 渓谷でハイキング。絵にかいたような橋がかわいい。
Fuegen の u は、本当は ü ウムラウトで、その後の e はいらないのですが、Fugen と綴るとカーナビが反応しません。ウムラウトってどうやって入力するの???
って、完全に迷子状態。
ちょっと落ち着こうってことで、道端に車を停めたら。
えっ?! 前方にマシンガンみたいなのを持ったおまわりさん!
うわぁ。目、合っちゃいました? こっちに来る! しかもマシンガン、こっちに向けてます!
コンコン、窓開けてくださーい。ってテレビで見たようなワンシーン。
何でこんなところに車を停めてるんですか? って聞かれても。。
迷子です。迷子。全力で訴えます。
結局、ウムラウトを入力するには、e をつければ、変換はできないけど候補が表示されること、大きな木があるところで右に曲がれば良いことを教えてもらい、事なきを得ます。ふぅ。
ちょっと怖かったけど、このおまわりさんがいなかったら、たどり着けてなかったな。ありがとう!
それと、後でわかるのですが、どうやら道端でも草が生えているところに車を停めてはいけないようです。怒られます。牛さん保護?の一環ですかね。
やっとたどり着いた、後半お世話になる宿。ここまた楽園です!
オーストリア人は、稀に見るきれい好きですね。どこの宿も超きれい清潔、街にはごみひとつ落ちていないし、トイレは日本よりきれいです。
トイレットペーパーは厚くて快適。一カ所だけ、ドイツのレストランで、入口におばさんがいて小銭を払わないと入れないところがありましたが、かわりにチョコをくれました。あと、ガソリンスタンドで、缶に小銭を入れるとトイレの鍵を貸してくれるところもありました。
ちなみにベッドは低反発な感じで、とても良く眠れます。空は青いし、空気はきれいだし、水は美味しいし、せかせかしていないし、なんだか日本より全体的に生活の質が高いような気がします。ここに住みたい!
看板犬。ごめん、名前忘れちゃった。ハンナだっけ?
そう言えば、ドイツ人の会話で時々、「あ、そう。」って聞こえてきて、?って思うんですけど、ドイツ語の「あ、そう。」は、日本語の「あ、そう。」と同じ意味なんですって。不思議~。
一緒にサッカーをして遊んでくれるイカロス。
3人でボールを回すと、ちゃんと自分の番がわかっています。賢い!
超フレンドリーなノラ。
この宿は牧場をやっていて、朝食に飲んだ牛乳は、絞りたてでした。甘くて美味しい!
娘さん夫婦もとてもフレンドリーで、いろいろ教えてくれました。
牛の種付け用の冷凍精子を、アメリカや、スイスや、イタリアから買ってるんですって。へぇー。
今や牛の世界もグローバルなんですねー。
5日前に生まれた子牛。へその緒がついていましたよ!
秘密の園みたいじゃないですか?
どこの村にも必ず教会があります。中心部に大きいのと、あちこちに小さいの。車で走ってて、教会の尖塔が見えてくると、あ、次の村だって感じ。
8/21(水)
休息日。
ドイツ語しか話さない宿のおばさんに、音声翻訳アプリをつきつけて教えてもらった、IKEA みたいなお店、Strass の XXXLutz でお買い物。
おばさんは、iPad を前に最初恥ずかしがっていましたが、それで会話ができるとわかると、ノリノリで教えてくれました。ありがとう!
キャンプでも使えそうなウォータージャグとか、おしゃれなカラフェとか、いろいろ買えました。カラフェは、Made in Slovakia. になっていましたよ。へぇー。
物価は日本と同じくらいかな? 食べ物は安いんですけどね。山小屋以外は大体カードが使えます。現金を嫌がるお店もなかったです。
8/22(木)
オーストリアで一番高い山、Großglockner を一目見たい。ドライブしながら、Hohe Tauern 国立公園へ。2時間ぐらいかかったかな。
街や村の中は制限速度50km。それを抜けると基本100kmですが、カーブが続いたり工事中だったりすると、ころころ変わります。でもカーナビにすぐ表示されるので、わかりやすいです。こんなところで、罰金は嫌ですからね~。
とか言って、ずっと運転してくれているのは相方です。私も一応、国際運転免許証を持ってはいったのですが、やっぱり怖かったので遠慮させてもらいました。。すみません。
ふもとの街 Kals am Großglockner の教会墓地。
いよいよ今日は、今までにない本格的な山登りです。牧歌的な雰囲気というよりは、ゴツゴツした山っぽい。
途中の山小屋 Lucknerhütte。
無理は禁物。この辺までにしておきましょうか。
ホットミルクを頼んだら、めちゃくちゃ濃い!
普通のミルクとは明らかに違うけど、どこかで飲んだことのある味。何だろう、何だろう。。
そうだ! カマンベール! カマンベール味のミルクでした。これは本当に牛なのか? ヤギなんじゃ? ヤギ、飲んだことないですけど。
疲れちゃったので、急遽ふもとの街に泊まることに。
観光案内所が午前中で閉まってしまっていたので、Booking.com で当日予約したのですが、超スムースでした。メールで宿とやり取りができるし、なかなか使えます。
あ、宿にはシャンプーとかアメニティはついていません。高いホテルはわかりませんが。。
今日の宿。Haus Bergheimat。
8/23(金)
ふもとにキャンプ場がありました。テントの人はあまりいません。こちらではキャンピングカーが主流のようです。
ドルファー湖を目指して、最後のハイキング。
と言いたいところですが、そこまで行くとまた帰れなくなるので、途中の Bergeralm まで。
これも、クヌーデルだったかな? ん~。イマイチ。。
レストランのメニューは、英語が併記されていたり、英語版を持ってきてくれたりしますが、ドイツ語しかない時は、お店の人が口頭で説明してくれます。
観光地でも、看板とか標識とかがドイツ語のみで、ちょっと不便なこともありますが、大丈夫。何とかなります!
これが Großglockner かな? 3,798m。
帰り道に、名前はわからないけど、観光客であふれる華やかなリゾート地をいくつか通りました。
こちらは、Mayrhofen のアンティーク屋さんの扉。お宝がいっぱいありそう!
フューゲンに戻って、チロル最後の夕食。
Frittatensuppe。細切りの甘くないクレープが入っている、コンソメスープ。郷土料理も、だいぶ食べつくした感が。
そして、なぜかピザ。
8/24(土)
戻ってきました、ミュンヘン。大都会。威厳があります。
でも一歩裏道に入ると、ニューヨークよりも更に人種のルツボ的なことになっています。残念なことに、あまり治安は良くなさそうです。昼間でもちょっと怖い感じ。メルケルさんの移民政策の結果でしょうか。ドイツ語ができず就職できない移民は、生活保護で暮らせるんですって。
そう言えば、チロルにはアジア人はほとんどいませんでした。中国人のグループが一組と、韓国人らしき女の子を見かけましたが、日本人には会いませんでしたね。
マリエン広場でお茶。美味しそう~。やっぱ、ミュンヘン都会だな。
ヴィクトアリエン市場で、お惣菜。
ヴァイスヴルスト & ビアー!
茹でた白ソーセージ、柔らかくて美味しいんですよね。オクトーバーフェストみたいな雰囲気です。
8/25(日)
最後にドイツビールも満喫したし、あっという間でしたけど、帰ります。しぶしぶ。。
残すは空港でレンタカーを返す、最後の関門。
ガソリン満タンで返したほうが得だと思いますが、燃料は4種類。
Diesel, Super, Super E10, Super PLUS。
Super E10と言うのは、数年前に、枯渇するガソリンに変わる燃料として話題になった、とうもろこしから作られるエタノールが10%混合されているそうです。そんなのが実用化されているんですね~。
Super の車は、Super E10でも大丈夫だけど、あんまり良くないって聞いたので、家はSuper を入れました。セルフで入れて、コンビニみたいな建物のレジで、給油機の番号を伝えるとお会計できます。
そして帰りのフィンランド航空。またまた1時間遅れましたよ。
しかも、beef or chicken? って聞くじゃないですか。なのに、Sorry, we only have chicken. OK ? って。
OK じゃないよ~。だってビーフは、フィンランドのリンゴンベリーソース添えで、チキンはジャパニーズスタイルだったんですよ!
Beef PLEASE !! しかも美味しくなかった。。残念。
*
そんなこんなで、帰ってきてしばらくたちますが、いまだにちょっと、チロルロス。
ずっとチロル旅の計画で忙しかったので、それが終わっちゃって、日常生活に戻りたくないような。。。微妙な感じのまま、そろりそろりと暮らしています。
次はどこへ行きますか?
さっきテレビを観ていたら、アンドラ公国ってきれいですね?